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あかがねの屋根

by 川上 幸生

茶室リフォーム下屋の屋根残っていた桁の銅板巻きが月曜日完成しました。完成です。

小さな下屋ですが、茶室改装と合わせて思い入れある仕事になりました。この後は庭師さんがお庭を作ってくれます。

柱と、桁と垂木全てを丸太で組んで、野地は通常はへぎ板で噴くのですが、外部ということもあり耐久性を考え杉の柾目のピーリングにしました。源平っぽい色合いで綺麗にできたと思います。木小舞は5角形に加工しています。

軒先は竹樋も考えましたが、交換の手間がかかるので樋を銅板を巻き込み樋無しにました。母家の屋根で雨水は受けているので純粋にこの下屋の雨水だけの処理ですから地面に雨落ちを造ってもらいます。

銅のことは赤金(あかがね)とも呼ばれます。愛媛には新浜市に別子銅山があり、かって住友家が1690年(元禄3年)から1973年(昭和48年)まで年間に約70万トンの銅を採掘し住友が日本を代表する巨大財閥となる礎となったと言われており縁のある金属です。それに銅は最初は眩しいばかりの光を反射していますが年月とともに落ち着いた緑青へと変化していくのを楽しむことができます。

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