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屏風作り 完成編

by 川上 幸生

昨年12月16日にアップした屏風作りですが、上張りの様子の製作工程を送ってもらいましたので記載します。骨組み編はこちらの記事をお読みください。

上張りの工程を報告します。上張りは二回張ります。1回目は比較的厚目の和紙。まず、浮かせて張るための和紙の仕込みをします。2尺×3尺の和紙を1/4に裁断します。それの回りのみに糊を付け、一寸程重ねながら張っていきます。

二回目は、薄目の上質の和紙で縁に毛羽を出しながら食い裂いたて張っていきます。

下張り(袋張りといいます)が終わりましたら仕上げの上張りを大きさに合わせて裁断して張ります。

短時間で張らなければならないので、写真はありません。

会差を薄くしていきます。上張りが完全に乾いたら、縁を取り付けます。寸法が大きいのでアクセントを出すためにフチにかざり金具を付けました。止めと中央には、虫喰鶴首八双、中間には花菱散鋲を入れました。尾背の部分に上張りの紙を張って完成です。乾いたら切れ込みを入れて、ひっくり返して反対側も張ります。この際、切れ込みを忘れると裂けます。

飾り金具は茶室なので、派手にならないように落ち着いたものを使いました。

乾いたら広げて完成です。

前回投稿しました、導付鋸は、導突、胴付などいろいろな呼び名があります。尾背(オゼ)や羽根(ハネ)なども書き方は人によって違いがあります。職人の分野では、主に代々言葉で伝えてきて文字で伝える習慣は最近になってからですので、このようなことになったのではないかとのことでした。

今回屏風の製作をお願いしたのは茨城にある創業85年の

大沢表具内装店 代表者 大沢 一仁

〒306-0235 茨城県古河市下辺見2134番地の2

TEL 0280-32-1181 です。

別注で屏風が欲しいな、修理をお願いしたいな…屏風だけでなく掛け軸なども全般されてますのでご相談して見てください。いいお店ですよ!

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