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住教育

by 川上 幸生

家と言う言葉を英語で言うと、HOUSE(ハウス)とHOME(ホーム)という言葉になります。HOUSEを辞書で引くと、家、 住宅、人家、家屋、民家、邸宅などとなります。いわば建物そのものというハード面だと思います。一方のHOMEとは、家族と共に住んでいる家、自宅、わが家、生家などという意になり、住まいであり愛着あるわが家でありいわば精神的な拠りどころであるソフト面を差す言葉だと思います。

私は木造住宅の設計をおこなっています。今資産価値の落ちない街を作りたくて、12区画ほどの分譲地の計画をさせていただきました。12の家それぞれが特徴を持ちながら外壁や屋根の瓦などの素材を統一して景観というものを統一させていただきました。京都の古い町並みや外国でも古い町並みなどは各家々が統一されたデザインだから街全体が美しいのです。昔は輸送が発達していなかったので地元の材料を使って家は建てられました。だから統一した外観になったのでしょうが統一された町並みは色褪せる事無くいつまでも輝きを失わないのです。

バブル時代の1980年代はブランドの洋服「衣」がブームとなり、90年に入りグルメブームやミシュランの三ツ星レストランなどが有名になった「食」のブームだったと思います。これからは経済成長も全く実感がなく、消費税増税などで外食を控え中食、内食などがもてはやされ、家にいる時間が増え、それに比例するかのように住に対しての感心も高まっていくと思います。家の中にあふれたものを収納する収納術はテレビでも視聴率が高いと聞きますし、芸能人のお宅訪問なども人気があるようですが、もう少し「育」という部分に焦点を当てて、住育=住教育がこれからの日本の新しい住文化となるように、住まいについての基礎的な知識というハード面と、そこに住む家族にソフトであるどんな家庭生活をおくればいいかを作り出そうと考えています。

また住まいを考えることは、住まいの将来も考えることになります。

現在日本の住まいは供給過多で空き家が問題となっています。空き家をどうするかも大切ですが、これ以上空き家を出さないということが重要で、住教育は空き家を出さないためどうするかを考える機会なんだと思います。

写真は土曜日の娘の運動会で先生から頑張ったねと話しかけられている様子、未来の子ども達のための解決しておかないといけない課題は多いんだと思います。

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