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叉首組構造

by 川上 幸生

叉首組構造(さすぐみこうぞうと読みます)

古民家の特徴は大きな屋根と深い軒であるが、大きな屋根は茅葺き屋根に関係します。

茅は雨漏りを防ぐため45度以上の矩勾配で噴く必要があり、結果屋根高さが高くなる。また軒を深く出すため垂木に強度が必要で竹や丸太が用いられた。茅葺きの屋根の構造を叉首組構造(さすぐみこうぞう)という。「叉首組構造(さすぐみこうぞう)」は伝統構法の小屋組で茅葺屋根に採用される。別名「合掌造り(がっしょうづくり)」と呼ばれ、叉首組構造は、垂木や合掌の横に渡す木「屋中(やなか)」と合掌の骨組みである丸太と垂木の上に横に渡す竹をワラ縄などで結び作られます。

勾配は「矩勾配(かねこうばい)」と呼ばれる45度が多いが、富山の合掌作り集落など雪が多い地域は急勾配の60度ぐらいの角度で作られます。叉首組構造は軒先の桁とも縄で縛れており、強い風が吹くとヤジロベエのように揺れることにより風を上手く逃す構造であり、地震時にも地震の力を上手く吸収できるすぐれた構造なのです。

ちなみに葺くという漢字は諸説ありますが、「並び生えた草」の象形文字と「口の象形と耳の象形文字」の口を耳に寄せて語るという意味が多くの人が「集る」と同じ意味を持つようになり

草を寄せ集めて屋根を「ふく」を意味する「葺」という漢字ができたと言われています。

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よかったら読んでみてください。

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