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大洲新谷

by 川上 幸生

「2020年に訪日外国人客4000万人」政府の掲げている目標ですが、日本はこれからは産業ではなく観光で成り立っていく国になるんだと思います。地域に目を向けると過疎化、都会への人の集中で田舎はもう瀕死の状態です。

移住定住をどこも促進していますが、移住定住って時間がかか理ますし、町の税収で考えてもひと家族が引っ越す程度ではあまり増えないんですよね。そこでこれからはまずは移住定住よりも観光客としてくるインバウンドや、観光産業に従事する地域の人などの関係人口を増やすことだと思います。そして宿泊をしてもらうこと。観光地として有名でも昼間だけの滞在であれば地元にはあまりお金が落ちない。宿泊してもらうことが大切ですし。古民家を改修した民泊がその中心になるんだと思います。そして民泊は1件だけではなく数件の古民家を改修して宿にして、町全体がホテルとして機能するような仕組みなんだと思います。これなら各宿で食事が提供できなくても問題ないですし、何度でもその地に泊まろうという気にもなります。イアタリアでは同じように廃村の危機にあった伝統集落を再生するために1980年代から町全体をホテルに見立てて、地元の人々とふれあうことができる持続的な観光拠点づくりを目指した「アルベルゴ・ディフーゾ」(分散型の宿)という考え方が広がっています。

大洲や内子など愛媛の観光地も「アルベルゴ・ディフーゾ」(分散型の宿)という考え方であまり大きな投資を宿泊施設に求めずに町全体を活性化できるのではと考えています。そのひとつの取組みとして大洲の新谷で井上顧問にお願いして、新谷で古民家のアートレジデンスをしておられる團上さんと共に挑戦したいと思っています。

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