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建築士が行う建物調査

by 川上 幸生

建築士がおこなう建物調査=インスペクションには3つの種類があります。不動産売買時に実施する一次的なインスペクション。リフォーム工事を前提におこなう二次的なインスペクション、そして断熱性や省エネ性の向上を考えたリフォーム工事を前提におこなう三次的なインスペクションです。

古民家を直すのであれば耐震性の有無を含めた二次的なインスペクションをおこない、その結果を元にお客様の不満(寒い、暗い、使い勝手が悪い)を改善するための三次的なインスペクションへと進め行くのが良いと思います。

国土交通省資料より

一次的なインスペクションとは既存住宅現況検査を指します。

2018年4月に宅建業法が改正され売買時に実施することが推奨されている。現状で不具合がないか、日常生活を送る上で不都合がないかどうかなど、表面的な住宅の問題を簡易的に調査します。主に目視による検査で、一部、非破壊検査などをおこないます。現況検査という性格上この検査だけでその後の瑕疵の可能性などを探るのは難しいと思います。

二次的なインスペクション 既存住宅診断

表面的な検査にとどまらず、将来的な腐食や不具合など、住宅の10年後、15年後を見据えた調査を実施します。耐震性診断も含まれます。日常的な生活に支障が出ないかどうかだけではなく、将来にわたって住み良く、安全な家であることを推し量るための調査を実施します。

耐震診断についても伝統構法の耐震診断は一般の設計事務所等ではなかなか判断できないようですので伝統構法を伝統構法のまま安全性を確保するにはお問い合わせください。

三次的なインスペクション 性能向上インスペクション

リフォームをおこなうことを前提とし、リフォームプランを立てる上で必要な、住宅の現状把握を行うインスペクション。二次的なインスペクションの内容にプラスし、断熱性能、省エネ性、火災次の安全性、バリアフリー性能なども検討した報告をします。リフォームを行う前には必須の診断ですが、建築基準法に基づいた一般的な在来工法住宅に関してはそれほど必要を感じないかもしれませんが、伝統構法をローコストで効率良くリフォームするには必要な調査内容です。

詳しくはこちらをご覧ください。

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