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古民家の調査方法

by 川上 幸生

伝統的構法による木造建築物状況調査技術者制度での各部位の調査の仕方について

柱及び梁の調査方法については国土交通省告示第八十二号第5条四に調査方法が記載されています。

○柱及び梁

調査項目 著しいひび割れ、劣化又は欠損 梁の著しいたわみ 柱の6/1000以上の傾斜

柱の傾斜に関しては、居室の外壁面側を室内より計測する。計測値が6/1000以上の面はさらにその上下

(大壁は壁面、真壁は柱)を計測。3点の平均値が6/1000以上の場合不適合とし、図面に計測値を記入する。

外壁及び軒裏の調査方法については国土交通省告示第八十二号第5条五に調査方法が記載されています。

○乾式仕上げの場合

調査項目 

下地まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ又は剥離

複数の仕上げ材にまたがったひび割れ又は欠損

金属の著しいさび又は化学的侵食

○タイル仕上げの場合

調査項目

下地まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ又は剥離

複数の仕上げ材にまたがったひび割れ又は欠損

仕上げ材の著しい浮き

○塗装仕上げの場合

調査項目

下地まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ又は剥離

仕上げ材の著しい浮き

○その他の仕上げ

調査項目

下地まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ又は剥離

複数の仕上げ材にまたがったひび割れ又は欠損

仕上げ材の著しい浮き

なお、古民家などの伝統構法の仕上げ漆喰や、焼杉などは国土交通省に確認しましたが、その他の仕上げとして調査します。

また、国土交通省告示第八十二号第5条六にバルコニーの調査方法が書かれていますが、

伝統構法の場合バルコニーがあることは稀である。バルコニーがあった場合には在来工法と同じ項目を調査します。

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