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断熱

by 川上 幸生

昔の古民家は、土壁が柱と柱の間に作られていました。土壁はコンクリート同じような熱伝導率を保つために断熱材とは違います。温まりにくく冷めにくい素材です。また、床や天井裏には断熱材はなかったので寒い家となりました。

自宅も床の断熱材が運び込まれて施工が始まりました。床は50mmのウレタンフォーム、壁と天井はロツクウールの75mmと100mmを使う予定です。

夏を快適に過ごす工夫の家ですが、冬寒いのはやはり不便です。

現在の住宅は床、壁、天井か屋根裏に断熱材を入れて部屋をぐるっと断熱材で包むように断熱されます。
断熱材は空気を多く含んだ材料で作られます。断熱の中心は実は空気なのです。空気を閉じ込めておくことで断熱できるのです。

断熱材の厚みを増すほどその効果は高くなりますが、柱の太さ以下でないと治りませんし、隙間が多いと隙間風で寒くなるので、適切な厚みと隙間風をなくす=気密性を持たせることが少ない冷暖房で快適な室内を作ることができます。

しかし気密性が高いと結露しやすいという問題もありますし、いくら気密性をあげても住宅は24時間換気があるので室内の空気は強制的に入れ替えらていてます。

寒い地域であればしっかり断熱をする必要がありますが、松山ではそこそこで十分だと思います。断熱材の継ぎ目をテープで気密したり隙間のないように発砲系の断熱材を吹き付けたりする工法もありますが、コストがかかります。

また断熱は断熱材だけではなく他の素材でもできます。例えば木材、無垢の木は優れた断熱材でもあります。
生活者の室内での服装や、暮らしのリズム、それを見ながら且つイニシャルコストとランニングコストを意識して省エネ計画を立てます。4月から新しい省エネルギー基準が適用になりますが、省エネ=断熱は地域の気候風土をよく知り計画することが大切です。

外壁の工事と同時進行で内部の工事も進んでいます。


川上 幸生
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