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土壁の作り方

by 川上 幸生


古民家の壁には土で作られた壁が用いられる。「土壁(つちかべ)」あるいは「日本壁」と呼ばれる。土壁の土はその土地や風土で特徴があり、それらを生かすために地域によっては室内側と外部とで塗土を替えたり、土作り気候に合わせて作業の時期も替えたりしていた。

土は柱間に「小舞(こまい)」と呼ばれる下地を作り、「荒壁塗り(あらかべぬり)」、「下塗り(したぬり)」、「中塗り(なかぬり)」、「上塗り(うわぬり)」に分けて塗り厚み増していきます。

下塗り・中塗り用の土は、近くの山土、田畑の土、川土などの、乾燥後の硬化性がよく、粘度良質で灰汁の少ないものを採取する必要があり、最近は入手が難しい為産地などから取り寄せることが多い。下塗り・裏返し塗り用の土は、藁と水、必要に応じて糊を加えて練り、地面を掘って周囲を高くした場所に水を十分に貯えて3週間以上熟成させ、期間内に1~2回練り直しを行ったものを使います。



川上 幸生
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