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神代の流刑地

by 川上 幸生

神代の時代、キナシノカルノミコは実の妹カルノオホイラツメと禁断の恋に落ち、弟のアナホノミコに捕らえられ都を終われます。当時流刑の地は京(今の京都)から約300里離れた越前や約500里の安芸は近流の地、伊豆や、安房、隠岐や佐渡、土佐は遠流の地とされており、

キナシノカルノミコは中流の地、「伊予の湯」に流されました。伊予の湯とは無論道後温泉のことです。

1894年(明治27年)に撮影された道後温泉本館
1894年(明治27年)に撮影された道後温泉本館
写真 蜷川実花×道後温泉 道後アート2015
写真 蜷川実花×道後温泉 道後アート2015

神話には続きがあり、カルノオホイラツメはキナシノカルノミコを追いかけ伊予の湯に来て、二人は再会を果たし喜びに浸りながら自害したそうです。

道後温泉は、日本最古の温泉として万葉集や源氏物語にも登場する古くから有名な温泉ですが、神代の時代には流刑の地だったのです。

*参考文献 多田 元監修「もう一度学びたい古事記と日本書紀」株式会社西東社

千と千尋の神かくしのモデルにもなったと言われる道後温泉本館是非一度お越しくださいね。




川上 幸生
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